重量挙げはドラマですよ
Posted at 03/04/17 PermaLink» Comment(0)» Trackback(1)»
この際はっきりそう言ってしまおう。
こんなふうに思うようになったのは、去年11月に世界大会を見てからのことだ。いろんな場面でわたしは感動した。
持ち上げられるか否か。勝負のルールはいたってシンプル。主観の入る余地のない判定。上位の駆け引き。控室での気合いと緊張。ポディウムに上がってから下りるまでの短い時間で、自分の体力と精神力の極限に挑戦する選手たち。成功に雄叫び、笑顔満開、スキップ小躍りまで飛び出す一方、失敗にはひざからガクガクと崩れ落ち、呆然自失になってしまうこともある。なによりこれは危険なスポーツなんである。
この人間ドラマから目が離せない。
もうひとつのポイントは「女子」である。
女子選手、獣のような鋭い目を持ち、その立ち姿の“男っぷり”に身震いしそうになるタイプもたしかにいる。ヘビー級になってくるほど体型がお相撲さんぽくなってしまうのもまぁつらいところではある。しかし、道で見かけたらフツーのお嬢さん、まさか重量挙げの選手だなんて、みたいなタイプもじつは少なくないのである。これが意外だった。
最初は、こんなお年頃の女の子がいったい何の因果で重量挙げなんてやってんだろぅなー、他のスポーツやるわけにゃいかなかったんかなー、、、なんて失礼なことを思ったりもした。けれど見ていると、ヘアスタイル、メイク、ピアス、きれいにマニキュアされてるネイルなどなど、彼女たちが巷の女の子たちに負けず劣らずのおしゃれさんであることに気づく。
ポディウムに上がれば、表情から一挙手一投足に至るまでひとり電波独占状態でばっちり映し出されちゃうんだから、そりゃべっぴんさんに見せなあかん!これぞ“オンナの心意気”ってもんである。
個人的なことを言わせてもらえば、たとえばギリシャ女子選手団などなかなかキュートな粒揃い、しかも強いとあって、なんだか見ていてキモチがいい。
かわいいだけじゃなく、見た目きれいにしてるだけじゃなく、むちゃくちゃパワフルな女、なんてえぇじゃんか、スゴイじゃんか、と同じ女としてはなんだかうれしくなったりもするのである。
ひとつ残念に思うのは、実力では負けてない中国や北朝鮮といった東アジア勢が(日本も含めて)このへんのビジュアル面、ちょっと無頓着なことである。
ただの力持ちじゃつまんないぃぃなんつったら怒られちゃうかしら~ららら。
さて、今月15日にギリシャでヨーロッパ大会がはじまった。
もちろんわたしは連日の生中継を楽しみにしており、このところ毎日3~4時間はTVの前で重量挙げ観戦中である。
★European Weightlifting Championships 2003 Loutraki-Greece
ヨーロッパ勢としては、男女ともにギリシャ、トルコ、ロシア、ブルガリアあたりが安定した強さで毎度上位を占める常連となっているが、今回トルコは大会3日目が終わった時点で獲得メダル数のトップにつけるという好調ぶり。
注目選手のひとり、トルコ重量挙げ界の“小さな巨人”ハリル・ムトゥル(Halil Mutlu)は、「もはや敵なし」の男子56キロ級から今回はひとつ上の62キロ級に出場、ここでも揺ぎない実力を発揮して見事金メダル独占、あの独特のしぐさやぺろっと舌を出した笑顔を披露してくれたのだった。
思えば、トルコのような国で女子の重量挙げがこれほど盛んでしかも強いというのも、こうした男性陣の活躍に負うところが大きいのかもしれない。トルコ人にとっての重量挙げは、日本人にとってのそれよりずっとずーっとイメージが良くて、ポピュラーで、誇り高いスポーツなのかもなー、てなことを想像しつつ、その女子がこれまた大健闘なのである。
53キロ級ではヨーロッパ記録を出して金メダル。58キロ級でも同じくヨーロッパ記録で金、そして銀とトルコ人ワンツーフィニッシュ。総合ではメダルに及ばずも、69キロ級はスナッチで銅、75キロ級もスナッチで金銀を勝ち取っている。
ウェイトを持ち上げながら堂々の笑顔、胸のトルコ国旗を指でつんつんと指差しアピール、控室でぬいぐるみをぎゅっと抱きしめる姿など、どれも印象的だった。
勝負は厳しい。しかしトルコの女の子はつおいのだ。
あっふぇりん くずらる!ぱちぱちぱちぱち~
さあ明日もシャウトしながら見ますよあたしゃ。
えぇ、見ますとも!
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from 静岡県のウエイトリフティング at 04/05/27
[Journal Hababam] 「重量挙げはドラマですよ」 ウエイトリフティングを楽しんで見ておられます。 日本ではウエイトリフティングを見たことのない人は多いのですが、実際に見てみると、その迫力や緊張感に圧倒されると思います。 もっと多くの人に見てもらいたいと思い.