引退

Posted at 03/08/21 Comment(0)»

昼間、車でアラトー広場の前を通りがかって、思わず「な、ない!」
レーニン像が撤去されちょる。
像が立っていた高い台座には足場がかけられ、もうそこに“あむじゃ”の姿はなかった。
(在ビシケクのトルコ人たちはこの像を「レーニンあむじゃ」(=「レーニンおじさん」)と呼んでいた)

けっこう前からこの情報をキャッチしていたニィが「今度は“エルキンディック”の像が立つんだってさ」と言うと、「誰だそりゃ。知らん」と運転手のサーシャ。
わははは!そりゃひとじゃないよ。“独立”の像だってば。
「そうか。アメリカは“自由”の像だよな。キルギスは“独立”じゃなくて、“投資”の像ってのはどうだ?ほら、帽子を差し出して“ここにお金入れてください”みたいな」
ゲラゲラゲラ。

いや、冗談言ってる場合じゃなく、これは今月末のキルギス独立記念日に向けたハレの準備なんである。毎年この広場で祝典やら花火やらあるわけだが、今年からは気分も新たにみんな“独立くん”のもとに集いましょう、ってことなんだろう。
ソ連解体、共産主義との決別から12年も経って、キルギスのまさに中心地にレーニンってのもいぃかげんやめよーや、というキモチもわからんではないが、やっぱり“あむじゃ”はそれなりに貫禄あったわけで、その後を継ぐ“独立くん”、あんまりショボいことありませんよーに。てゆか、どんなのが登場するのか、ちょっと楽しみだったりも。ぐふふ。

表舞台から引退する“あむじゃ”の隠居先は、ちょっと奥まった目立たぬところにあるキルギス議会の近く、というウワサである。
その当時、民衆にがーっと無惨に引き倒されたりしなかっただけ、とりあえずここの“あむじゃ”は幸せ者だった、のかもしれない。

(写真:ありし日のレーニン@アラトー広場/ビシケク)

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