注目集める「ウ」の正体
Posted at 03/10/20 PermaLink» Comment(0)»
帰国するみぽさんの空港行きを見送り、わたしも家に帰ろうとバス停で待っていたところ、1台の車がひょろひょろひょろ~とわたしの前で止まった。
見ると、ガリーナだった。助手席にはニィの会社の運転手をしているサーシャがいて「家に帰るんだろ?送っていくよ」と声をかけてきた。う~ん、うれしぃけどコワいわ~。(笑)
ガリーナは去年免許をとってからずっと路上での実践には踏み切ってなくて、サーシャにつきあってもらってようやくやる気になったらしかった。
「運転、今日がはじめて?」て聞いてみたら「2度目」だって。あはは、、(どきどき)
サーシャは「はい、そこゆっくり!」とか「ニュートラルに入れて!」とか、ときにはハンドルに手をかけて進路修正したりしてる。穏やかな性格の彼もさすがに「はぁ~疲れた~」と苦笑い。
わたしたちの車を追い越していく世の男性ドライバーたちは、運転席のガリーナを見ると「おっ!?」という顔をしたり、すごいうれしそうにニヤニヤしたり、「あぱすな、あぱすな~」(あぶないあぶない~)と言ってきたりする。オモロ。
ソ連時代のなごりというのか、トロリーバスなんかでは女性の職業運転手を見かけることもあるけれど、キルギスでは日常生活の足として自分で車を運転する女性はまだまだ少ないんである。
あえて言えば、最近はおしゃれの一要素というか、見るからに「お金持ってます」って感じでちょっとした外車を乗り回してる女性がやや増えつつあるかしらん、というくらい。(ガリーナもそゆタイプ)
以前、交差点で車の衝突事故現場を見たことがある。女性が運転してた車が曲がろうとしたところ、直進してきた車とぶつかったようで、彼女はもうどうしていいかわかんないという感じでオロオロしているだけだった。その女性があぶなっかしい運転してたのかもしれないが、もともとラフな運転する輩が多い土地柄である。そんなこともあって一般的には「女は車なんか運転するもんじゃない」的な不文律がここには存在してるような気もする。
そもそも家に1台しか車がなかったらオヤジとか息子が使ってるのがふつうで、女に運転の機会は回ってこない、ってこともあるんだろうけど。
それにしても、みんなどうしてガリーナが初心者だってことがわかるんだろ?
(この運転ぶり見りゃ誰の目にも明らかだけどね・・・)
と思ったら、車のフロントガラスとバックガラスにロシア語の「ウ」の文字が書いてある三角マークがはってあるのに気がついた。
「ウ」は「Учебная машина」(教習車)とか「Ученик」(練習生)の「ウ」なんだそう。。
なーるほど。
わたしは無事帰宅しました。