マダニ注意報発令中!!

Posted at 04/06/10 Comment(3)»

ビシケク主婦仲間のさえさんがこのたびゲストブックのほうにひじょーに有益な(苦笑)お話を寄せてくださったので、こっちにも転載させていただくことに。
人一倍ムシに食われやすく、かつムシを恐れているわたしなので、「他人事」では済ませない戦慄を覚えます。
幸い(?)わたしはキルギスでは、オシュという町で乗ったタクシーの座席に敷いてあったホコリっぽ~いじゅうたんに巣食ってたらしきフツウのダニに集中して刺されまくった経験があるくらいです。ダニにヤラれると長いことかゆくて痕(あと)にもなって大変だけど、とりあえず一般ダニ(たぶん)でよかった、、、
この世にそんなおそろしいダニがいたとはツユ知らず。
とゆわけで、以下↓さえさんのマダニ注意報~!


ところで、先日Алa-Аpчa(アラ・アルチャ)自然公園にピクニックに行きました。まさに絵の様な景色をじっくりのんびり堪能して帰りました。その4日後のことです。 ♪ある朝~、目覚めたら~、オヘソに小豆がついていたの~。グリグリしたら痛いので消毒しようと思ったの~。小豆の根元にマ●ロンかけようとよく見たら・・・小さな小さな黒い脚が8本見えました~♪ そう、それは・・・血を吸って大きくなったマダニだったのです(泣)。

そういえば公園ゲートで注意書きを貰いました。今繁殖中だから注意するようにって。でも、痛くもかゆくもなかったので、ずっと気がつかなかったのです(実はこれがマダニの手なんです)。
場所が場所だけに、何とか自分で処置しようと焦りました。当然ながら、引張ってもなかなか取れません。痛いのを我慢して「えいっ!」と取ったら、ペコっと簡単に取れました。頭以外は・・・(号泣)
毛抜きやら針やら試しましたが、口だけがどうしても取れません。悩んだ挙句、ふぃくさんにご紹介頂いたお医者様のJさんに電話して知恵を貸してもらう事にしました(この時点でまだマダニの危険性に気づいていませんでした。トホホ)。
Jさんはすぐ来て下さりオヘソを診察、「マダニはとても危険ですから病院に行きましょう」との事で、取れたマダニ持参で病院に行きました。事態は予想外に大掛かりな展開になっていきます。

内科のお医者さん、伝染病のお医者さんからマダニの危険性のついての説明を受けた後、外科のお医者さんに注射針で少しオヘソを切開してマダニの口を取ってもらいました。翌日も血液検査を受け、渋る内科医に頼み込んで、脳炎を防ぐグロブリン注射を背中に!打ってもらいました。オヘソの傷は4回ほど消毒に通った後、青チンを塗ってお仕舞いとなりましたが、脳炎の危険があるかどうかは再度血液検査を受けて、2週間後にようやく無罪放免となりました。幸い、マダニの種類がキルギスに昔からいる一般的なもので、危険性は1%。ロシアのダニじゃなくてよかった~。

この間、Jさんには大変お世話になりました。Jさん無しに複雑な診察と治療を受けるのは不可能だった事と思います。ふぃくさんのお陰です。本当にありがとうございました。その後、ふぃくさんの「病院に行こう」を読み、ひとり大きく頷いていた私です。

最後に、ヨーロッパ、ロシア、中央アジア、北海道で、マダニに刺された場合は、絶対一人で処置せずに病院に行きましょう。もしすぐに行けなくて、マダニを自分で取らねばならない時は、油等をかけてダニが自分から離すのを待ちましょう。取ったマダニは必ず病院に持って行きましょう。これが私の得た教訓です。
それにしても、今回治療してくれたお医者さんが皆、口を揃えて言うんです。
「いや~、私も数えきれないほどピクニックに行ったけどね、マダニに刺された人を見たのは初めてだよ。ハッハッハ。これに懲りずにまた行ってね」(大泣)

今回の事はホント、色々勉強になりました。
アフリカにいた頃は、ハマダラ蚊(マラリア)やらツエツエ蝿(アフリカ眠り病)やら危険な物が身の回りにいっぱいで、「自分の命は自分で守る」というのが身についていたのに、情けない限りです。

マダニ(露ではклеш、英ではtick)は、ライム病や、様々な脳炎を媒介します。
私が今回聞いたところでは、ロシアのマダニは「ロシア春夏脳炎」を持っていて発病すると致死率30%、回復しても麻痺が残る事が多いそうです。中でもアルタイ、バイカル辺りでは要注意(Jさん他キルギスの知人談)。刺された場所も重要で、腹部だと危険率15%、下肢は28%、胸より上(特に頭)だと75%。怖いですね・・・。
北海道でも同種のウイルスを持つマダニが生息している様なので、森林や山野、動物の多い所では気をつけて下さい。
中央ヨーロッパ型脳炎はロシア型ほどは重くないようですが、注意するにこした事はありません。「どう防ぐか」、それは肌をあまり露出せず、更に虫除けスプレーを使うのがよいとの事です。もし刺されてしまったら、3日以内に「ダニ媒介性脳炎特異的人免疫グロブリン」を接種して下さい。2週間要観察で、血液検査を受け、体温を計り、アルコールと辛いものは禁止(キルギス人医師談)。

そんなところでしょうか。
それにしても初めてオヘソに付いているのを見た時、まぬけですが本当に血豆だと思ったんですよ。薄皮の中に血が溜まった様な感じで。あの脚を見た時の感想は・・・、とても一言では言い表せません。
ではまた。

"マダニ注意報発令中!!"へのコメント

CommentData » Posted by やす at 04/08/07

 はじめまして,つい3週間前に(7月下旬)「マダニ」に刺されたかわいそうな男です。
 たまたま始めた登山に行ったときです。獣道のような登山道を進行中,笹原や背丈の高い草の中をかき分けて登っておりました。認識不足もあり,帰宅するまで衣服はおろか,リュックもそのままの状態で払いもせずに家に入りました。
 その後,1日は何事もなく過ぎ,その翌日の夜のことです。布団を引いて床についたとき,背中に「チクッ」と痛みを感じました。特に気にはしておりませんでしたが,妻が背中にゴミがついていると言って,払おうとした瞬間悲鳴を上げました。ゴミから足が生えて,そのゴミが私の背中で動いていると・・・・・・。
 全く認識の無く,半狂乱に陥った私に比べ,妻は冷静に対応し,ピンセットで抜きにかかりました。2,3度トライしましたが,簡単には抜けないそうです。(背中のことなので,私は見ることができない。)そこで,つまようじをガスコンロであぶり,マダニのお尻のあたりにジュッとつけ,ひるんだところをピンセットで口元から引き抜いたそうです。引き抜かれたそいつは,赤く染まりまさに今血を吸ったばかりでぴんぴんとしておりました。
 きれいにとれましたが,その姿を見て翌日には町の皮膚科へ直行しました。薬でも出してもらって終わりかと思ってましたが,午前中は検診をして,午後から手術をしますのでと,同意書にサインをさせられました。
 局部麻酔後に,2,3片の皮膚切除をしたらしく(背中なので見えない),その部分を縫合していたようです。5分程度で終わりましたが,結構痛かったです。そして,1週間程度抗生物質を投与した後,抜糸に病院を訪れ,自分の中で「マダニ事件」清算しましたが,今日,にっくきあいつを見てしまいました。・・・・・・・以上。
 

CommentData » Posted by Fikrimce at 04/08/11

やすさんのそれは、日本国内でのことでしょうか・・・
きっとそうですよね、、日本だからって油断は禁物なのですね、、
コワいよーっ!

CommentData » Posted by ひぐらし at 04/08/29

マダニ、おそろしや~、ですね(--;
私も虫に刺されやすい性質なのですが、こちらに来てからしょっちゅういろんなところを、いろんな虫に刺されて困っております。痒いし、痕は残るし。バザールで買ってきた布団とか、シーツとか、そんなのが犯人ではと思っていますが、とにかく、どこかへ出かけるたびに痒くなるのは何故?(--;・・・・とりあえず、某バザールで買ってきた200ソムの木綿のお布団は封印し、泣く泣く高いだけでちっとも良くない化繊のお布団をベータで買いました(涙) でもマダニに関しては、全く無知でしたから、ここで貴重な体験談を読ませていただき、本当に感謝です。山には行きたいけど、あまり草むらには入らないようにします。

"マダニ注意報発令中!!"へコメントを投稿

(運営者が承認するまではコメントは表示されません。しばらくお待ちください。)

上の情報を保存する場合はチェック