キルギスの場合
Posted at 04/07/15 PermaLink» Comment(0)»
昨夜「72歳日本人旅行者、イシククル州で落馬事故で死亡」という記事に並んで、「今年すでにキルギスでの自殺は331件に達する」なんて記事が目にとまった。
このあいだ、わたしの親戚と知人、もちろんまったく関係のないふたりだが、1週間のうちに立て続けに自ら命を絶つ、ということがあった。親戚のほうは自宅の庭先で焼身自殺を図ったという。
どーしてだろうと考え、むなしく凹んだりもした。でも理由は誰にもわからなかった。もしかしたら本人たちにもよくわからなかったのかもしれない。そして残された者たちはとまどった。
日本はずいぶん自殺が多い。日本人の主要な死因のひとつというのには改めて驚かされるが、実際、わたしの身の回りでも自殺が起きたのはこれが初めてではなかった。
キルギスには、その日の食べ物や寝るところに困ってはいても、ゴミ箱をあさり、這いつくばるようにしてでも生き抜こうとしているひとたちがいた。他に仕事も見つからないから、手っ取り早くあっけらかんと春を売ってる女の子たちもそうかもしれない。「武士は食わねど高楊枝」みたいなカッコつけはない、だから自分を否定して抹消してしまおうなんてひとはきっと少ないんだろう、と思っていた。
でも実際にはキルギスにも、おそらくはそんな彼らとおなじように“何か”にひどく追い詰められながらも生きよう生きようとして、ふとした瞬間に「自殺」という逆向きのベクトルに強くひっぱられてしまうひとたちがいる・・・ って、そゆこと?
ぃゃいや、本人たちの深いところなどそとから眺めてるだけでわかるはずもないのだけれど、こんな記事にまでなるくらいだから、その数は「キルギス当局が想像していた以上に」多い、ということではあるんだろう。
記事には、自殺したひとの性別や年齢、手段といった「データ」は挙げられているが、やはりその「理由」、その“何か”までには触れられていない。
キルギスは多民族な国なので、もしかしたらどの民族が多いとか少ないとかいう傾向もあるのかも・・・なんてわたしはへんなとこちょっと気になったりもするのだけれど、それもこの記事には書かれていない。
2004年7月14日に行なわれた「青少年の自殺予防措置と省庁部署間協力」会議で、キルギスでの自殺件数は2001年に696件、2002年は573件、2003年は539件であることが発表された。
今年(7月現在)はすでに331件で、そのうちの81%に当たる254件が成人男性、18%(59件)が成人女性、さらに18歳未満の子供は10%で、その内訳は男子73%、女子26%である。
年齢別には18歳から35歳までが31.2%(98件)を占め、そのうちの80%が男性だった。(中略)
2003年7月1日からの1年間に「悩み事相談ホットライン」へ寄せられた電話相談は224件(うち18歳未満からは55件)で、相談内容は次のとおりだった。
友人など同年代との衝突について 18%
教師との衝突 18%
勉強への意欲欠如 10.9%
性的暴力 5.4%
自殺願望 3.6%
家庭内暴力 3.6%