Elissa
2006.07.02 PermaLink» Comment(4)»

こないだ「Featuringトルコ」という記事で、トルコのアーティストが絡んだデュエットものをいくつか取り上げたが、ここではもひとつ、レバノンの女性歌手Elissa(エリッサ)について触れておきたい。
LINK Elissa (公式サイト)
彼女がトルコのアーティストをフィーチャーしたデュエット曲というのは、彼女の2作目のアルバム"W'akhretha Ma'ak"に収められてる"Wehyat El Hob"である。お相手はトルコのEmrah(エムラー)。
デュエットとは別に、エリッサもエムラーもこの曲をそれぞれソロで自国語で歌ってもいる。
RA Elissa ft. Emrah "Wehyat El Hob" (アラビア語)
RA Emrah "Ya Hey" (トルコ語)
と紹介してはみたものの、じつはこの話にはこれ以上の展開はない。(ぉぃ
というのも、あたしはエリッサには(特に聴く対象として)さほど興味を感じてないから、詳しいことは知らないんである。(ぉぃぉぃ
ただ、この彼女のアルバムの収録曲の半分がじつはトルコ原産であるという事実には注目している。
以下、対照表。
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Elissa |
トルコ原曲
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| "Betgheeb Betrooh" | |
| "Thaa El Aenwan" | |
| "Saalna" | |
| "Saharne Habibi" | |
| "Haram" |
Kader |
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この中のひとつ、エリッサが“レバノンのスーパースター”なるRagheb Alame(ラゲブ・アラーメ)とのデュエットで大ヒットしたという"Betgheeb Betrooh"を耳にしたとき、あたしはそれがよもやEge(エゲ)のアノ曲だとは思いつきもしなかった。あらためてそれを知ったときは軽いめまいを覚えた。
エゲの熱く渇いたヴォーカルと畳みかけるよなサビが原曲"Delice Bir Sevda"の特長であるのに対して、エリッサのヘロヘロとブレ気味な声とそれに応えるラゲブ・アラーメの甘さからモワ~ンと湯気のように立ち上るアラブっぽさがこの曲をまったくの別物にしていた。
原曲"Delice Bir Sevda"のほうはあたしがちょうどトルコのイズミルに暮らしてた頃の曲である。
当時ワケあってトルコ人女子大生たちとラジオやテレビもなく音楽を聴いたりすることもご法度というキツイ共同生活を送りながらトルコ語を学んでいたあたしにとって、日本から持ってきたFMチューナ付きウォークマンは親友であり良き教師であった。
夜早めにベッドに入ってから眠りにつくまでの間、ヘッドフォンで地元イズミルのFMを聴くのが日課だった。きっとイズミル出身のエゲの曲も流れていたはずだ。
そんな思い入れもある。
VIDEO Delice Bir Sevda
若き日のDeniz Seki(デニズ・セキ)たんの姿も見られるのであります♪
VIDEO Betgheeb Betrooh
たしかに、エリッサの"Betgheeb Betrooh"のビデオクリップを見ると、最後のクレジットにちゃんとエゲの名も表示されてるので、無断でいただいちゃったというよーなセコイ話ではないんだろう。
しかし、アラブ圏はもとより、国際的にも多くの中東(アラブ)ポップス・フリークの間で圧倒的認知度を誇るであろうエリッサが、“トルコ国内でこそポピュラーだけどね”的アーティストの曲をこれだけまとめてやっちゃってるということに、あたしとしてはちょっとビミョーな感情を覚えないでもない。
ひいきするわけぢゃぁないけども、どの曲もトルコのオリジナルのほうがみんな歌うまいっつこともあって、上質にていねいに作られてる印象を受ける。
エリッサ版しか聴いたことない方にはぜひトルコの原曲のほうも聴いてみていただきたいわけである。
ちなみに、彼女のデビューを飾った"Baddi Doub"もまた、トルコのGülşen(ギュルシェン)の"Be Adam"がオリジナル曲だったりする。
Gülşen "Be Adam" (1996) |
なお、このトルコのギュルシェンねいさんとゆーひとは現在激しくエロく変貌を遂げ、見る者を大いによろこばせ驚かせている。
VIDEO
Gülşen "Sarışınım" (18禁w)
※この曲のオリジナルはSezen Aksu(セゼン・アクス)とのこと。(情報提供:Jun's Music Cafe)
これ以外にもエリッサは、有名どころTarkan(タルカン)の"Kuzu Kuzu"のカバー"Sho el Hal"をやってたりもする。コレに関してはあたしもエリッサのほうをオススメしたいと思うが。(w
Elissa |
Tarkan |
つまり、エリッサはトルコ・ポップスがだーいすき。
ひとまずココはそんなとこで〆ておこうと思う。
※対照表のトルコ原曲にあるバイオグラフィ、MP3、ビデオクリップはJun's Music Cafeに提供していただいてます♪

COMMENT
遅レスですみませんが非常に興味深い内容。
エリッサ姐さんがこんなたくさんトルコ語曲のカバーを歌ってるとは知りませんでした。
個人的にリメイク容認派でありたいと思ってますが、エリッサの場合、アラブポップスにラテンサウンドを導入する最右翼だと認識していたので、ちょっと複雑な気分です。ちょっぴりトルコフレーバーのラテンだったのね。
投稿者: のぶた | 2006年08月30日 00:33
いや師匠、こちらこそ記事アプすんの遅すぎで恐縮デス。
エリッサ姐の最近のアルバムについてあたしはノーマークなのですが、
もしかしたら他にもトルコ経由な曲、あるやもしれないですね。
何かありそうでしたら、ご一報ください。(w
投稿者: /mz | 2006年08月30日 15:52
ムスタファ・サンダルが、新曲で、エリッサの曲をカバーしてます。
Mustafa Sandal / Farketmez
http://www.youtube.com/watch?v=LHjSJ809fIU
Elissa / Bastanak (原曲)
http://www.youtube.com/watch?v=pztnyZf9yT8
投稿者: kisara | 2007年06月18日 22:54
そのよーですね。
この曲関連のマメ情報としては、「レバノンの曲(=Bastanak)には11ヶ月もの間歌詞が書けず、具合が悪くなった」(kultur.sabah.com.tr/)というのがありましたが、なんでまたそこまでこの曲に固執したんですかねぇ?
彼の新作についてググるとダウンロードサイトがわんさと出てきちゃってスゴイですがw これ、ボスニア人の彼女と別れたときにガーッと曲作ったりしたみたいですね。今はヨリが戻って近いうちに結婚だそーです。
ちなみにあたしはまだこのアルバム聴いてないですがw
投稿者: /mz | 2007年06月22日 23:47