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狂おしいまでの愛の歌

2007.06.15

Fenerbahçe 今年はトルコのサッカー・クラブチームFenerbahçe(フェネルバフチェ)の創立100年目だそーで。
できたの、オスマン帝国時代だったのね。。。
やっぱり日本なんかとは歴史が違う、違いすぎるし、しかもGalatasaray(ガラタサライ)やBeşiktaş(ベシクタシュ)に至ってはフェネルよりさらに数年創立早いっつうし。

フェネルは日本を離れたジーコが監督に就任して今季トルコ1部リーグで優勝を飾り、来季はロベルト・カルロスが移籍するというニュース続きだが、100年目を迎えた今年、Athena(アテナ)がそのフェネルに捧げる4曲入りミニ・アルバムをリリースしている。彼ら、フェネルだったんかw

まずはその中から1曲。

VIDEO "Kanım Sarı Lacivert" (俺の血は黄×紺)

LINK Athena 公式サイト

アテナはデビューアルバムでも"Holigan"(1998年)て曲をやってサポーターの見返りを求めぬ熱い愛を歌って好感度大だったが、この曲はどこのチーム向けって明らかコトバはなく、ビデオクリップを見てもわかるとおり、ニュートラルな内容だった。 そのためか、2002年のW杯(日韓共催大会)のとき、これ歌って気分盛り上げてる一般人もいた。イイ選曲だと思った。(お、こんなのあった

2002年のW杯時、ちょうど準決勝前くらいに別件でトルコ入りしてたあたしはそーゆー場にも居合わせたりしたんだが、テレビ放送では試合が始まる前に、気合注入の意味合いがあるのか"Onuncu Yıl Marşı"(←歌はKenan Doğulu(ケナン・ドウル)版、ビデオは無関係)が流れ、全員合唱。続く試合冒頭の国歌斉唱では、とーぜんテレビ視聴者も全員胸に手を当て起立状態で合唱という光景を目の当たりにした。それがトルコ・デフォルトではあるんだがw(もちろんあたしはガイジンだからこうした儀式には参加せず)

このW杯では、ポップス界からもトルコ代表への応援歌的なのが何曲か出てたが、一番ポピュラー(公式ソング?)だったのはTarkan(タルカン)の"Bir Oluruz"だろう。(タルカン自身、トルコの試合を見るために韓国入りもしていた)
個人的には第一印象、何このマッタリ祭り囃子?と思ってしまった曲だが、要するに、あまりに一般向けで対象への愛が足りないとか本気度に欠けたりすると、おちゃらけみたいにしか聴こえないもんになっちゃうってことだろう。(実際、あのときトルコにとっては実質的なW杯初出場で、国民のほとんどがまさかあそこまで結果を出せる(3位)とは夢にも思ってなかったため、応援体制がきっちり前準備されなかった、という話もある)
じつはこの曲に関していえば、それ自体よりメイキングのほうが断然イイ雰囲気出てんだよなー。(イスタンブルの下町ジハンギルで撮影されたもの)

VIDEO Making of "Bir Oluruz"

ついでにもすこし時間を遡って、ガラタサライがUEFAカップの覇者になった時期(2000年)の曲も紹介しておきたい。
トルコ・ポップス界とアラベスク界のビッグ・ネームがそれぞれまっっったく異なるスタイルでやってるのが非常に楽しい。こんなところでもトルコの多様性に触れられるわけである。
最近になってガラタサライ・サポによって創作ビデオがアプされたみたいなんで(対フェネル牽制行動やもしれん、おまえら調子乗んなよ的なw)、以下貼り付けておく。

VIDEO "Cim bom bom" Serdar Ortaç

VIDEO "Alem Buysa Kral Cim Bom" Mahsun Kırmızıgül

あにき~www

いや、笑っちゃいけない。みんなぜったい本気(マジ)だから。

さて話を戻そう。

このフェネル100周年に歌を捧げているのはアテナだけでない。もともと熱いロックな感じのKıraç(クラチ)もまた「100年目のおまえに幸多かれ」と歌い、サポーターのハートをガッチリ鷲づかみにしている。

VIDEO "100. Yıl Marşı"

これも曲調と合いまった歌詞がステキだ。正直クセになる。
これを聴いてからというもの、「愛とともに熱狂とともにおまえに永遠あれ~」てとこを日常的に口ずさんでるあたしがいる。

概して並のラブソングは軟派で軽いわりには理屈が多すぎたりしてダメだが、単純明快な激情型ラブソングであれば、サッカーのサポーターソングとして流用されるケースがある。(例:Mustafa Sandal(ムスタファ・サンダル) "Pazara Kadar"
しかし逆に、最初からサポーターソングとして作られた曲はラブソングにはなりえない。サポーターの愛は、ラブソングにするには激しすぎて、純粋すぎて、重たすぎるからだ。
彼らが注ぎ込む愛情は、女が好みのサッカー選手見つけて「きゃ~っ★ラブ♥」とか言ってんの(アタクシのことねw)とは基本的にまったく異なるもの。男が男にここまで惚れ込むんである。なぜこんなにも愛してしまうのかわからない、けれど俺はおまえにどこまでもついていく、と。(つまり、どれも歌詞の基礎部分はおんなじだったりするわけだが)

いや、もーなんでもいいんだけど、つまり、このテの曲やらせるとトルコ人にはホントかなわんよなー、ていつもつくづく思うんである。だって、別にひいきのないあたしだって胸が熱くなっちゃうんだから(若干目頭もね)。

とゆわけで、5年前(ご、ごねんまえ?!)に予告して書いてなかった記事「応援歌いろいろ」もココにまとめちゃったことにして終わる。


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