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ムスタファ
2007.10.04 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
ただいまラマダンとゆこともあって歌舞音曲のことにはなるべくウツツを抜かさないようにしてるわけですがw、若干のイスラーム絡みで「ムスタファ」を。
と言っても今日のお題は、こっちでもなく、あっちでもなく。
AUDIO Queen "Mustapha"
ムスタファというのはイスラーム圏でポピュラーな男性名ですが、預言者ムハンマドの別名(「選ばれし者」の意)でもあります。
その「ムスタファ」をタイトルとしつつ、なぜか「イィィィィブラヒィィィィイム」に始まり、「ムスタファ イブラヒィィム ムスタファ イブラヒィィム アッラー アッラー アッラー We'll Pray for You」が繰り返される歌詞、ところどころに謎のことばをちりばめながら、「あれくむっさらむ!ヘイ!」でビシッと締める。
正直、初めてこの曲に遭遇したときにあたしの受けた笑撃衝撃はそーとーなものでした。が、それから何度となく聴くうちに、あたしの中でこの「ムスタファ」はある種“ナシード”として位置づけられるようになっていきましたw
もちろん、この曲を作ったQueen(クイーン)のヴォーカル、Freddie Mercury(フレディ・マーキュリー)はザンジバル生まれのインド育ち(のちにイギリスに移住)、民族的には古くからゾロアスターの信仰を守ってきたペルシャ人の血統であって、彼自身はムスリムではなかったはずなのですが。
そして、なぜかあたしがいつも「ムスタファ」と対で聴いてしまう"Bohemian Rhapsody"(ボヘミアン・ラプソディ)。この名曲の中にも「ビスミッラー」(「アッラーの名において」の意、何か物事を始めるときなどに言うことば)と繰り返される箇所があります。主人公が生と死の間で激しく揺れ動いてるよなとこです。
VIDEO "Bohemian Rhapsody"
フレディがどんな意図でイスラームを思わせるよな歌詞を書いたのかとかそんなことをむやみに深読みするのは野暮だと思うけど、そんじょそこらの欧米人だったら思いつきもしない(あるいはまったく知らない)であろうフレーズを彼が曲中で使いこなしてることはたしかで、あたしなんかはそのへんがちょっとうれしかったりするわけです。
やはりそのクロスカルチャーな生い立ちや環境が、彼の潜在意識の中にこうしたことばなり思想を自然と取り込んでいたということでしょーか。
ちなみに、クイーン(とゆかペルシャ起源のフレディ)が大人気のイランでは、「ボヘミアン・ラプソディ」の収録されたカセットテープが晴れて公式発売となったとき、歌詞とその説明文が付属していたようで、それによるとこの曲は、誤って人を殺し、シャイターン(悪魔)に魂を売り渡してしまった青年が、死刑執行の前夜になって「ビスミッラー」と神に呼びかけ、シャイターンから魂を取り戻した、という話なんだとか。
これはイランの公式解釈ということなのか、はたまたホントにフレディがそう説明したものなのかははっきりしませんが。
LINK Queen album brings rock to Iran (BBC NEWS)
この記事を書きながらまたクイーンをアレコレと聴きかえしてみる今日、偉大なミュージシャンを早くに失なってしまったことをあらためて実感するあたしなのでした。
VIDEO "We Will Rock You" & "We Are The Champion" (Live)
VIDEO "The Show Must Go On"
