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Eurovision2008雑感とその周辺あれやこれや(3)

2008.08.22 Comment(0)» Trackback(0)»

このシリーズ、当初は取り上げるつもりのなかったグルジアなのですが、今般の事情を鑑みて今日はグルジア関連の話にまいります。

今年のユーロヴィジョン、グルジアからはДиана  Гурцкая(ディアナ・グルツカヤ)が出場しました。彼女は生まれつき目が見えないというハンディキャプを持つひとで、アブハシアのスフミ出身です。
彼女が民族的にアブハシア人なのかグルジア人なのかははっきりしません。なお彼女の名字、一見するとロシア語の女性形のような気がしてしまいますが、アブハシアに起源をもつものなので性別で変化することはないらしく、彼女のプロデューサでもある実兄(または実弟)の名字も「グルツカヤ」なのだそーです。
彼女の生まれ故郷アブハシアも、今グルジアとロシアが衝突している問題の南オセチアと同じように、グルジアから分離独立しようという動きがあり、実質的にはグルジア中央政府の実効支配は及ばなくなっているところです。
そんなグルツカヤ、ユーロヴィジョンでは鳴かず飛ばずの11位に終わってしまいましたが、歌ったのは"Peace Will Come"(平和は訪れる)という曲でした。

大きな声で言おう 「平和は来る」と
みんなで叫ばなくちゃ 「平和は来る」と
ちょっと立ち止まって その怒りを抑えることができたとき
何かが変わるのよ 変わっていくはず

と少々こそばゆいような歌詞ですが、アブハシアとグルジアの現状も(おそらく南オセチアのことも含めて)「わたしの故郷は今も泣いている 半分に引き裂かれたまま」というくだりで歌われています。

さてグルジアとロシア、不幸にも国のレベルでは非常に険悪な関係になってしまってますが、モスクワにはグルジア人もグルジア料理レストランも多いし(違w、ロシア国内で活躍中のグルジア人歌手も少なくありません。(ディアナ・グルツカヤもモスクワ在住だそーですし)

たとえば、現A-StudioのヴォーカルКэти Топурия(ケティ・トプリア、グルジアでは「ケティ」じゃなくて「ケタ」だったりします)。
彼女はもともとグルジア本国では子供の頃から芸能活動をしてて、歌手としては16歳くらいでデビューした早熟な実力派だったようで、A-studioに加入したときもまだ20歳くらいだった気がします。(もっと老けてオトナっぽく見えたんで、最初あたしは「まさか・・・!」と思ったくらいですがw)
で、これはグルジアの携帯電話会社のプロモーション用に作られたグループ&曲のようです。ビデオクリップはどこかトルコの女子4人組Hepsiを思わせるよーな・・・
あ、そゆことかw

このビデオクリップに登場するケティ以外の女子3人はその後「3G」というグループを結成し、やはり今年のユーロヴィジョンを目指したようですが、国内選考は4位という結果だった模様です。
ちなみにグルジアとロシアは以前から仲があんまりよろしくないため、行き来にはビザが必要なんですが、やはりロシアが活動拠点となるといろいろ面倒になったんでしょうね、ケティ・トプリアはロシア国籍を取得しています。

ビザが障害といえば、前にもちらっと紹介したことのあるСосо Павлиашвили(ソソ・パウリアシヴィリ)のこの曲。

★Ждет тебя грузин (Zhdyot Tebya Gruzin)

映像からもお分かりのとおり、このグルジア男、モスクワにいる純情そうな恋人をトビリシに呼び寄せよせようとし、彼女も大急ぎで旅立っちゃうわけなのですが、「ビザなきゃグルジアには行かれんのょお嬢さぁん」と彼女に足止め食らわせるイミグレ職員あぁ無情。愛に国境なんて無用なのに!恋するふたりにビザなんて必要ないのにぃっ!という歌なんでありますw

それから、ロシアでの人気と地位をすっかり固めた感のあるВалерий Меладзе(ヴァレリ・メラッゼ)。
じつは彼がグルジア語で歌ってるのは聞いたことなかったんですが、今回こんなビデオを見つけまちた♪ムフ。

★Tbiliso

ロシアのテレビ番組からですが、“プリマドンナ”(とロシアでは称される)アッラ・プガチョワが司会役で「こんな素晴らしいグルジア人アーティストが4人も揃ってるんですもの。歌っていただかずには帰らせませんよ、ね!」なんて振ってます。
グルジアの首都はトビリですが、この曲のタイトルは「トビリ」。トビリソでも、意味するところはトビリシのようですw
しかし、しっとりしたエェ曲だゎ~。4人が4人ともオトナで、聴かせてくれますしねぇ。。(ちなみに白髪のダンディがミミノさんです)

それと忘れちゃならないのが、個人的にもお気に入りですでにここでも何度か取り上げてるДато Худжадзе(ダト・フジャッゼ)。ウチのラヂオから何曲か聴けるようにもなっとります。
じつは冒頭に紹介したディアナ・グルツカヤと彼がデュエットしてる曲があるんですが、これがまた意外にカフカスカフカスしてて非常に素敵なのでちゅ♪(ちゅ?

そして新しめなところで、Иракли(イラクリ)を挙げて〆としましょう。
この彼の名前、グルジアではわりとよくある名前のようですが、ラテンアルファベット表記すると"IRAKLI"となり、うっかりトルコ語感覚で見ちゃうと「イラク人??」なんて錯覚を起こしそうになりますが、違います。グルジア人ですw 彼の本名はИраклий Пирцхалава(イラクリー・ピルツハラワ)で、「イラクリ」と伸ばして発音するようです。
で、彼も今年のユーロヴィジョンの出場権を得るべく、国内代表選考に名を連ねておりました。なーんかどこかで確かに聴いた覚えのあるよーなそんな曲での挑戦でしたが、気のせいでしょーか?気のせいだったらすいません。でも何か思い当たる方いませんか~。(むずむず
それとは別に、イラクリのこれまでにヒットした曲を聴いてると似たり寄ったりで区別つきにくい曲もないわけぢゃぁないんですが、軽く聴いてる分にはキモチいいのでわりと気に入ってます。

★Я с тобой (Ya S Toboi)

坊主刈りが初々しいイガグリ、ぢゃなくてイラクリw 彼女の手を強く握るシーンにちょっとキュンときます。
しかし、よりによって目の前に現れるのがあんなマイクロミニ子ちゃんぢゃなくても!

★Так не бывает (Tak Ne Byvayet)

ケイタイで彼女を撮ろうとするときのイラクリの表情がなんだかとてもよいので♥
この曲と"Капли Абсента"(Kapli Absenta)という曲、あたしのアタマの中ではいつも気づかぬうちにシンクロしてしまうのですがw

最後に、彼がグルジア語で歌う「美しきグルジア」という曲。
あたしとしてもそうあってほしぃと願いを込めて。

★Sakartvelo Lamazo

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