俺のアタマはハゲか?

こう言われても、相手の頭頂部をじっと見つめる必要はない。

これはトルコ語の言い回しのひとつ。女性はシャレでかわいく使ってもよろしい。
たとえば、AとBがいる。無意識にしろ故意にしろ、わたしはAにだけあんなことしたげたりこんなことしたげたりするのに、Bのことはほったらかし。そんな不公平に、Bは言うのだ。
「なんだよ、Aばっかり。俺のアタマはハゲかよ!

トルコでは、ハゲには優しくしたげない、のか?
ハゲが女から見て「男らしさ」のひとつのバロメータとなっているトルコで(・・・)そんな明らさまな差別が存在するとは思えないが、男のほうには実は「ハゲたくないぃぃ」という祈りにも似た本音がある。
この言い回しの背景には、このへんのきびしい葛藤があるんだろうか。

実際ハゲてるひとにこう言われた日にゃあ、「はい、あなたのアタマはたしかにハゲです」と答えても正解だが、その日を境にあなたには「冷酷な人間」というレッテルがはられてしまうかもしれない。
だから、そこはひと呼吸おいて話の流れを再確認してみると、よりオトナっぽいでしょう。

さらに精進しなくては。
トルコ語は、トルコ文化はま〜だまだ奥が深い。

[21.2.2001]